●466　良夜　りょうや　〇ああさやけきつきや（ああのどけきよるや）

　表題：良夜
　読み：りょうや

　収録：(A)現代女子音樂 補習科 瀧起堂編 大阪音樂學校樂友會 1928(S.3).4.10=初 ◎Copy=(K21)

　記譜：同声二部合唱（伴奏付き）　ニ長調　4/4

　インチピット：ソソソソソ｜ソラソソ｜レドシラソファ｜ミ

　曲：ゲイベル，アダム(Geibel, Adam)(1855-1933)[アメリカ]
　詞：犬童球渓

　※種元記載の「ああさやけき」は２番の歌詞！
　※「月夜」(265)と同曲、歌詞も類似

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［詞］　※現代女子音樂 補習科より

１．嗚呼のどけき夜や　くもりもはてぬ　み空の月を　ながめいとしづか
　　いづこぞきけきこゆる琴の音　月に寄するおもひか　星に運ぶ調べか
　　かすむかなたに遠くひゞく　あゝ良き夜
　　燈かゝげし宴（うたげ）の蓆（むしろ）は
　　さかりのその花　夜半にもおしむか
　　いづこぞきけきこゆる琴の音　月に寄するおもひか　星に運ぶ調べか
　　かすむかなたに遠くひゞく　あゝあゝ清き調べや

２．嗚呼さやけき夜や　心にかゝる雲霧はれて　ながめはてもなし
　　いづこぞきけきこゆる笛の音　月に寄するおもひか　星によする調か
　　雲井はるかに高くひゞく　あゝ良き夜
　　草葉の虫の音　あはれにひゞきて
　　更けゆく夜すがら　門邊にたゝずむ
　　いづこぞきけきこゆる笛の音　月に寄する思ひか　星によする調か
　　雲井はるかに高くひゞく　あゝあゝ高き調べや

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